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めろんぱんになりたい

日々の暮らしのこと

最高な人 9月

 九月がやってきた。私の好きな月だ。気候も食べ物も服もすべてが自分好みである。そんなこんなで九月初日は大学へ電車にゆられ集中講義を受けにいった。9時から18時までという面倒な模様しである。しかし、この講義で素敵な出会いがあった。

 授業は他の大学から教授がやってきて講義をするというものだった。その教授がとても変わった人だっだ。(良い意味で)

 その教授は大学院で哲学と教育を結び付けて教えているらしい。教授は17年間大学に勤めながらも1回も飲み会に参加したことがないそうだ。人ががやがやしたところが苦手らしい。なので葬式、結婚式も最近は行ってない。断り続けたことで今ではもう誘いもこないらしい。また、教授は名刺も捨てた。前までは名刺をくれた人に「今ちょっと切らしてて・・・」と嘘をついていたがいまでは「名刺はつくってない」ときっぱり言うらしい。言われたほうも「そ、そうですか」としか言いようがないだろう。あとは、スーツとネクタイも捨てたといっていた。自分をしっかり持っている教授が私の中でみるみる数十分のうちにかっこいい存在になった。みんなと一緒に何かをするのが面倒に思えてしまう私にとって親近感しかない人物だ。変な人ほど尊敬したくなる癖が私にはある。なので私の周りには変な人しかいない。しかしそのような環境を私はたいそう気に入っている。友達は少ないが今の現状が好きだ。

 教授の話に戻ろう。教授はまずみんなに「あなたが今なりたいとおもっている将来の夢は本当になりたいものだろうか」と尋ねてきた。哲学感がにじみ出ている質問だった。

家族の期待や世間の評価などを気にして無意識に思い込まされているだけではないかと教授は言う。小さい頃に思い描いていた夢と今の夢が違う人は多くいるだろう。ケーキ屋さん。ピアニスト。野球選手。なぜその夢を変えたのか、それは大人たちが子どもに現実を突きつけるからである。あるいは、「あなたは~が向いているよ」と言われるだけで信じたり確信づけたりすることで本来純粋に思い募っているしたいことがうもれ、他者に思い込まされているのではないかということだった。

 教授は今の仕事が楽しくて面白くてしかたないらしい。私もそんな職につきたい。そんな職を見つけたい。最近私は将来についてよく考える。その中でこの話は今自分にとっても素敵に思えた。

 もう1つこの教授を好きになった理由が本である。教授は、専門より教養を身につけろと言った。教養は人と会ったり、本を読んで身につくといっていた。教養を身につけることで見晴らしのよい所に立つことができるらしい。その中の本に吉本ばななさんの名前があがった。その瞬間この人のことをもっと知りたいとおもった。好きな作家を知っている教授なんて最高すぎる。やはり本はいろいろなことを教えてくれる。だから本を買うのをやめられない。一人だけの世界をつくれるあの時間が好きだ。

 あと2日間しかこの教授には会えないが明日が楽しみである。