めろんぱんになりたい

日々の暮らしのこと

道案内は地元に限る

 

家を出て、歩いて10分。バスに乗り20分、そして最寄り駅につく。この生活を3年ほど続けてきた。バスに乗り遅れた日は自転車を全速力で漕いだし、お母さんが家にいるときは車で送って行ってもらった。あと何年この生き帰りを繰り返すのだろう。行く途中には、スーパーもあるし本屋さんもあるし、ファミレスだってある。なんでも手が届いてしまうこの道が、場所が私は好きだ。

 

昨日と今日、連続で人に道案内をした。

昨日は高齢のおじいさん。汽車に乗りたいけど改札がどこにあるのかわからないという。おじいさんは、改札とは真逆の方向に歩いていた。私も今から電車に乗るので一緒に行きましょう!とお誘いすると私の後を蟻のようについてきてくれた。横にいてもいいのにねぇ。改札について、向こうで切符を買う趣旨を教えてあげると「ありがとうございます」と丁寧にお礼をくれた。「お気をつけて~」の言葉でお別れ。無事に目的地まで行けたかなぁと他人なのに心配してしまう。

 

今日は観光にきている親子。観光地がどこかわからないらしく道を聞かれた。いつも通学する道に観光地はあるのでスマートに教えてあげた。「ありがとうございます」とお辞儀され、これまた「お気をつけて~」の言葉でお別れ。雨が降らなかったらいいなぁと他人なのに天気の心配をしてしまう。

 

連続して道案内をする日なんてそうない。運がいいのかわからないけれど、人の役に立てたと実感でるそんな朝をむかえることができた二日間である。

私は本当に方向音痴で、スマホのアプリでルートを案内してもらってもどこか変な所へいきついてしまう。旅行に行くときはすべて道案内は友達まかせだ。地図がよめるひとをとても尊敬している。

私のような方向音痴でも地元の町ぐらいなら道案内できる。方向音痴なくせにすました顔で、「あちらをまっすぐ行って、右です」なんて言えちゃうのだ。

20年間近く住んでいるのだからあたりまえか(笑)なので、3年間ほど通っている大学の校内ではいまだに迷う。

方向音痴を治すにはどうしたらいいんだろう。いっそ気ままに迷うのもいいかもしれないな。

 

 

ここまでよんでくれてありがとう。 素敵な一日を。