人間じゃなかったらよかったのに
貴方の文は日本語じゃない。
日本語がなってない。
大学4年生で、文法を注意されるのは恥ずかしいことです。
文になってない。
そんなに考えること?
貴方が何を言いたいのかわからない。
そんな感じでたくさん愛のある?説教をされた。心は土砂降り。むしろ大嵐。
部屋に入って論文を読み進めて行くたびに先生のため息が聞こえる。
ごめんね、私が悪いんです。日本語を書かないから。文法がおかしいから。出来損ないだから。
わからないことは何回も聞いてしまう。きっちり、自分が理解するまで。
聞いたら聞いたで、先生がイライラしているのがわかる。ペンを置く強さが強い。またため息。
私だって、こんなにあからさまにされたらさ、悲しいよ。
最近、ゼミに行くたび気合がいる。
文章を書くとき少し躊躇する。
何度書いてもきっとダメなんだろうなという考えが浮かぶ。
先生のこと好きだったのに嫌いになりそうだ。
私、人間じゃなかったらよかったのに。
母語の日本語も書けない私ってなんなのだろう。
でも、私は人間だから人間として生きなくちゃいけない。
大学生になった意味ってあったんだろうか。
大学生しといてよかったじゃんって言える未来の私がいますように。
頑張ろ、私。負けるな、私。
また来週戦おう。
ありがとう。