七夕に雨はつきもの
朝、誰かが泣いているようなそんな雨が降っていた。なんてね、そんな綺麗な言葉なんて浮かばない。
朝思ったことは1つ、「外に出るの面倒だな」といういつも思っていることだった。でも、今日は更に出たくない。
今日は七夕だ。彦星と織姫が会える日。遠距離恋愛どころの話じゃないと思う。だって年に1回だ。
しかも、今日は雨。
晴れて欲しかったな。
6月の月末に七夕の曲を作った。
私たちは小さな頃からお願いをこの日にする。短冊を笹の葉にくくりつけて、空を見上げ願う。これは本当に意味のあることだったのだろうか?
願ったら叶うとものじゃないことを小さな頃ながら感じていたのにもかかわらず私たちはいつもこの日になるとお願いする。
私は恥ずかしながらこの年になっても、誰に願ってるのかわからない。
彦星と織姫が会える日しか知らない。
ちゃんとした物語の内容も知らないのに、この日になると晴れたらいいな、なんて思う。
今日は定期のカードを忘れて、バスも電車も現金で払わないといけない悲しいスタートをきった。
学校で勉強して、家でお酒と共に言の葉の庭でもみよう。
ここまで読んでくれてありがとう。みなさんも素敵な1日を 織姫と彦星とも素敵な1日を